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秋田の酒も料理も堪能♪

秋田市山王1-6-9
018-863-1547

 今日はとあるブログを見て行きたくなったお店。
秋田のお酒を堪能したいと思ってたのでこのお店へ。
秋田のお酒と料理を愛してるご主人さんのお店ということ。
入るととても静かで古しい(秋田の言葉)、そして綺麗なお店。
とても丁寧さが伝わる雰囲気と部屋の暖かさ。
なんだか入った時点で当たりを感じます(笑)。

つきだし。
まずは圧倒。
その言葉が思いつきます。
ってより「このつきだし、何品頂けるのですか?」
「えっ、全部どうぞ」
この会話で笑いが生まれた(笑)。
つきだしは黒い塗りものの中に6品。
左手前からごぼうの薫物、アンキモ豆腐、手羽の煮凝り、イカ、身欠き鰊、タラコのたき炊きもの。
ごぼうは野趣あふれるっていう言葉がピッタシ。
少し煮足りないような固さだがこれは旨い繊維だと思った(笑)。
豆腐は甘さが際立って旨いし最高だがなんとなく想像通りの旨さでした。
もちろん最高の意味で。
煮凝りはとろっとしてるし意外と脂分はあまり感じず。
ってより鶏の香りがなんとなく笑顔にさせてしまう。
鶏臭さは全くなし。
イカは内臓ごと出てくる。
旨いに決まっている。
甘いとろっとした内臓でイカの臭みも感じず、この6品の中でいちばん衝撃的な旨さだった。
身欠き鰊は蕎麦に出てくる硬いイメージとは程遠い鰊。
そこまで干してないのか鰊の香りはあるが食べにくさが無い。
味も生?って感じで薄い味。
これも驚くなぁ。
きっとこっちでは鰊はこんな感じで食べるんだ。
しみじみ(自分が固い煮しめた鰊しか食べたことが無いからかな?)。
たらこって煮込んだら硬くてぽそぽそしたイメージがあるが、こっちはいい具合にだしに浸してる感じの軽い煮込みでタラコの香りもあって美味しい。
口の中にも優しい味だ。

ってつきだしだけで書くのが疲れるくらい旨かった(笑)。
酒が何杯あっても足りないよ・・・。

刺し盛り。
刺身は左から鯵、つぶ貝、ほうぼう、イカ、えーとあと何だったかな?
どうしてもインパクトが強いのがほうぼう。
見た目から脂が乗ってるイメージはあったが食べるとその想像を超えるくらい脂は強い。
でもそこに酒を合わせると絶妙。
旨いではないか。
あとはよく食べるつぶ貝もとても甘く旨かった。
脂も貝も旨さは甘さなんだろうなぁ、ってしみじみじみ。

だだみの天ぷら。
だだみって何?って聞いたら鱈の白子のことらしい。
それをテンプラにして揚げる。
旨いに決まってるではないか。
しかもこんな店だ。
臭みも全くないです。
ってアツアツを米の衣をまぶしてあって揚げてるので香ばしい。
そして熱くて涙が出る(笑)。
そこにまた酒。
しゃ~わせになってくる(だんだん酔う)。

はたはたのしょっつるけやき
けやきって?
って聞くと「貝焼き」のことらしい。
ホタテの貝で作る鍋。
せっかくなのでやっと食べれるようになったハタハタで。
はたはたってほんの少しだけ癖があるけどあっさりしていて旨い。
鱗もなくするっと食べれるし煮込みすぎないで食べると旨い。
ってよりだしによく合います。
このしょっつるって今まで少し癖を感じてましたがここのはまったく気にならず。
しょっぱさもそんなに強くは気にならずやはり鍋のバランスが良くなる。
旨いなぁ。
しみじみ。

比内地鶏の刺身。
ちょっと切り口を変えてこっちへ。
鶏の刺身はささみ、砂肝、レバーかな?
ささみの部分は脂が無く軽く鶏の香りがするが残念ながら比内地鶏の実力はよくわからず。
ってより砂肝、これ凄かった。
旨いぞ!って主張する旨さ。
サクッとした歯ごたえに味がぎゅーっとする味。
これを焼いたらまた旨さが凄いんだろうなぁ、って思いながら噛むと、甘さもあとから追いかけてくる。
凄いな、臭みもないし。
レバーはもはやフォアグラ(食べたことほとんどないが)。
とろっとしていて甘く最高だ。
ストレートな旨さだと言えばそれまでだがこれも最高に旨い。
はははっ、って笑ってたら「このレバーは今日は特別、偶然手に入ったんだよ」
とのこと。
う~ん、ラッキー。
次はあるのだろうか?

豆腐と魚の団子
魚のすり身を混ぜた豆腐の団子。
意外なほどの弾力に笑える。
でも特別な感じはしなかったがちょっと旨く間に挟んで良かった気がする。
餡が少し辛かったのも秋田らしくて微笑ましい料理。
ほっとしました。

ハタハタ寿司。
これも食べてみたかったんだ。
ハタハタはぷりぷりとした食感になって麹で漬けてるのだろうか?
結構癖がありきつい味だが酸味は軽い。
これは嗜好品だと言う人はいるかもしれないが自分ははまったなぁ。
たっぷり盛られていたがほとんど一人で食べてしまった。

蕎麦。
蕎麦は二八でしょうか?
細かい事はわかりませんでしたが軽い香りと蕎麦らしい甘さがあって旨い。
汁も少し辛めですがきりっとしていて旨い。
するする食べてると・・・。

薬味。
辛み大根の汁だけを少し加えると旨いらしい。
これは独特の風味と辛味が加わって旨い。
繊維が無い分するするした蕎麦らしさは損なわないし旨いなぁ。
軽く目から鱗状態。

蕎麦湯。
最後はこれで〆。
さらりとした蕎麦湯で〆れる嬉しさ。
手打ちらしいですが居酒屋さんでこんなにしっかりしたそばが食べれるとは驚き。
値段はこれに酒を半合で何杯か呑んで、おためしセットのようなのを一回、そして最初にビールをもらったかな?
これで二人で11,000円。
自分は充分安いと思った。

ご主人さんも渋い顔で料理をしていたけど話せばいい笑顔の人で気持ちがいい店でした。
次はコースで食べてみたいなぁ。
絶対お得感は強いと思うしね。

ご馳走様でした♪

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